楽天モバイルは2020年4月8日の参入から6年。契約数は1,100万回線を突破した(2026年9月24日時点)一方、KDDIローミングの現行契約が2026年9月30日に満了し、10月1日から新しい枠組みに移行(一部エリアで継続)という転機を迎えました。
目次
結論:楽天モバイルの現在地
| 指標 | 状況 |
|---|---|
| 料金 | Rakuten最強プラン 1,078〜3,278円(税込) |
| 契約数 | 1,100万回線突破(2026年9月24日時点・9月25日公表。MVNO等を含む。BCP・MVNO・MVNEを除くMNOは1,018万回線)。次は早期2,000万 |
| 収支 | モバイル事業で単月黒字化 |
| シェア | 単純3.8%/グループ内MVNO含む4.8%(2026年6月末・大手4社で最下位) |
| エリア | 2024年6月〜プラチナバンド。2026年は2,000億円超で都市部・地下鉄の5Gを強化 |
| 課題 | ローミング終了、5G SA未提供、地方・山間部 |
料金プランの進化
| 時期 | プラン | 特徴 |
|---|---|---|
| 2020年4月 | Rakuten UN-LIMIT | 使い放題2,980円(税抜)・自社エリア限定 |
| 2021年 | UN-LIMIT VI | 0円〜の段階制(後に0円は廃止) |
| 2023年6月〜 | Rakuten最強プラン | 3GBまで1,078円/20GBまで2,178円/無制限3,278円 |
「20GB超はいくら使っても上限」という思想は6年間変わっていません。
業界内の位置づけ(2026年6月末)
携帯契約は全国2億3,121万件(前年同期比+2.5%)、うち5Gは1億3,153万件(同+13.7%)。
| 事業者 | 単純シェア | グループ内MVNO等を含む |
|---|---|---|
| NTTドコモ | 32.2% | 38.7% |
| KDDI(au/UQ mobile) | 26.5% | 31.9% |
| ソフトバンク | 19.1% | 24.7% |
| 楽天モバイル | 3.8% | 4.8% |
携帯電話契約全体のシェアで、5G契約だけのシェアではありません。
最大の転機:KDDIローミング原則終了
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表 | KDDI決算説明会(2026年8月7日)/楽天モバイル公式(8月12日、および9月5日「ローミングエリアに関してのお知らせ」) |
| ローミングの歴史 | 2019年10月1日開始。2023年5月に800MHz帯を追加(繁華街・地下鉄・屋内) |
| 現行協定の期限 | 2026年9月30日 |
| 10月以降 | 楽天モバイル公式(9月5日)は「カバーに時間を要するエリアは10月以降も継続」「十分カバーできているエリアは縮小」と告知。KDDIは9月30日に10月以降のローミング提供エリア地図と新しい契約約款を公開。東京23区・名古屋市・大阪市はすでに終了、10月1日からは横浜市・千葉・福岡市・広島市で大幅に縮小(KDDI公開情報・ケータイWatch 9月30日) |
| KDDIの理由 | 通信量が想定を超え、自社契約者の品質を優先(松田浩路社長) |
注意:KDDIは満了当日の9月30日に、10月以降のローミング提供エリア地図と新しい契約約款を公開しました。東京23区・名古屋市・大阪市はすでに終了、10月1日からは横浜市・千葉・福岡市・広島市で大幅に縮小します。詳しくは【2026年10月最新】楽天モバイルのKDDIローミング、9月30日に現行契約が満了|10月から新枠組みで一部継続、横浜・千葉・福岡・広島は大幅縮小。
2026年秋に重なる3つの節目
| 時期 | 出来事 | 確度 |
|---|---|---|
| 2026年9月30日 | KDDIローミングの現行契約満了 | 満了済み(10月1日から新しい枠組みに移行) |
| 2026年内〜2027年 | 5G SA提供開始(大手3社は2023年までに開始済み) | 予定(報道で見方が割れる) |
| 2026年第4四半期 | 「Rakuten最強衛星サービス Powered by AST SpaceMobile」 | 予定(2025年4月23日発表)。2026年10月15日時点でも開始日・料金・対応機種はいずれも未発表 |
| 2026年11月30日 | 楽天ID未連携の自動解約 → 2026年9月14日に撤回。解約も番号失効もなし。12月以降は支払い状況のオンライン確認など一部機能が使えなくなる場合がある | 撤回済み |
5G SAは2026年3月のITmedia取材で2027年の可能性、2025年8月の報道では2026年内の方針。2026年8月25日にはKDDIがpovo2.0でも5G SAを開始し、SA未提供は大手4社で楽天だけに。
ポイント:10月以降しばらくは評価が定まりにくい時期。評判より自分の生活圏の実測を優先しましょう。
楽天モバイルを選ぶ理由
- データ無制限3,278円は業界最安クラス
- 「Rakuten Link」で国内通話かけ放題
- 3GBまで1,078円の段階制で少量でも無駄が出にくい
よくある質問
Q. 今でも「つながらない」?
参入初期より大きく改善。ただし地方や建物の奥では弱い場面も。自宅・職場・通勤経路を公式マップで確認を。
Q. ローミング終了で圏外になる?
自社エリアが十分な場所から終了するため、都市部は影響が出にくい見込み。縮小の範囲は、KDDIが9月30日に公開した提供エリア地図(9月末時点と10月以降の比較)で確認できます。
Q. 本当に無制限で3,278円?
はい。20GBを超えても3,278円(税込)が上限です。
Q. 通話料は?
Rakuten Linkなら国内かけ放題。標準の電話アプリだと30秒22円です。
まとめ
- 参入時2,980円(税抜)→現在1,078〜3,278円。使い放題の思想は不変
- 契約1,100万回線突破・単月黒字化。シェアは3.8%(2026年6月末)
- 2026年9月末でKDDIローミング原則終了。自社電波の実力が問われる
- 5G SA・衛星サービスはいずれも予定段階
※本記事は2020年3月公開の記事を全面改稿し、2026年9月時点の情報に更新したものです(契約シェアは総務省が2026年9月25日に公表した2026年6月末時点のデータ、契約数は楽天モバイルの2026年9月25日発表)。2026年9月13日に図表中心の構成へ再編集しました。2026年9月24日に、ローミングの10月以降の扱いを楽天モバイル公式(9月5日)の文言に改め、楽天ID連携の方針撤回(9月14日)を節目の表に追記しました。2026年9月30日に、KDDIが同日公開した10月以降のローミング提供エリア地図・新しい契約約款の内容を反映しました。2026年10月1日にKDDIローミングの満了を過去形に改めました。2026年10月15日に、節目の表を10月15日時点の状況に更新しました(ローミングは満了済み、衛星サービスは第4四半期に入っても開始日・料金・対応機種とも未発表)。