2020年4月8日、楽天モバイルは「Rakuten UN-LIMIT」ただひとつの料金プランでキャリア事業に参入しました。あれから6年、第4のキャリアはどうなったのか。参入時を振り返りながら、2026年現在の姿と「これから」を解説します。
目次
参入時の「使い放題2,980円」はどう進化したか
参入時は月額2,980円(税抜)の使い放題ワンプラン。段階制のUN-LIMIT VIを経て、2023年6月からはRakuten最強プラン(1,078〜3,278円・税込)に。20GB超はいくら使っても上限3,278円という「使い放題」思想は6年間変わっていません。
| 時期 | プラン | 特徴 |
|---|---|---|
| 2020年4月 | Rakuten UN-LIMIT | 使い放題2,980円(税抜)・自社エリア限定 |
| 2021年 | UN-LIMIT VI | 0円〜の段階制導入(後に0円は廃止) |
| 2023年6月〜現在 | Rakuten最強プラン | 1,078円〜3,278円・KDDIローミング拡大とプラチナバンドでエリア改善 |
数字で見る楽天モバイルの現在地
| 指標 | 状況 |
|---|---|
| 契約数(MNO) | 1,000万回線突破(2025年12月25日公表)。次の目標は早期2,000万 |
| モバイル事業収支 | 単月黒字化を達成 |
| エリア改善 | 2024年6月〜プラチナバンド(Band 28/700MHz)運用開始 |
| 2026年の投資方針 | 2,000億円超で都市部・地下鉄の5G(Sub6)を強化 |
700MHz帯は障害物を回り込みやすく、建物内や地下にも届きやすい。参入初期に弱点だった「屋内で圏外」は解消が進んでいる。
業界全体で見た楽天モバイルの位置づけ
総務省が2026年7月10日に公表した2026年3月末時点のデータでは、携帯電話の5G契約数は全国で1億2,632万件(前年同期比+12.7%)。事業者別シェアは以下の通りで、楽天モバイルは4社中最下位ながら、参入からの年数を考えれば着実にシェアを伸ばしています。
| 事業者 | 5G契約シェア |
|---|---|
| NTTドコモ | 33.0% |
| KDDIグループ(au/UQ mobile) | 26.3% |
| ソフトバンク | 19.0% |
| 楽天モバイル | 3.5% |
2026年に残る3つの課題
- 地方・山間部のエリア:都市部は実用域に達したものの、地方や山間部では依然として大手3社に見劣りする場面が残ります。
- KDDIローミングの段階的縮小:自社網の整備が進むにつれローミングは縮小へ。自前の電波だけで品質を保てるかが正念場です。
- 5G SAで出遅れ:低遅延を活かすSA(スタンドアローン)方式は大手3社が先行。楽天は2027年前半の商用化を目標としています。
2026年に楽天モバイルを選ぶ理由
- データ無制限で月額3,278円は依然として業界最安クラス
- 専用アプリ「Rakuten Link」で国内通話がかけ放題
- 楽天市場のSPU(ポイント倍率アップ)対象で「楽天経済圏」と好相性
- 3GBまでなら1,078円と、少量利用でも無駄が出にくい段階制
よくある質問
Q. 楽天モバイルは今でも「つながらない」の?
プラチナバンドとローミングでエリアは大きく改善しました。ただし地方部や建物の奥では弱い場面も残るため、契約前に公式エリアマップで自宅・職場を確認しておくと安心です。
Q. 本当に無制限で3,278円?
はい。データ利用が20GBを超えても月額3,278円(税込)が上限で、それ以上は増えません。3GBまで1,078円、20GBまで2,178円の段階制です。
Q. 通話料はかかる?
専用アプリ「Rakuten Link」を使えば国内通話は基本的にかけ放題です。標準の電話アプリからかけると30秒22円がかかります。
※本記事は2020年3月公開の記事を全面改稿し、2026年8月時点の総務省統計を反映しています。