【2026年9月10日 追記】
本記事はiPhone 12世代(2020年)当時の情報です。2026年9月10日、AppleはiPhone 18 Pro・Pro Maxを発表(9月18日発売)。iPhone 17 Pro/Pro Maxは販売終了し、現行モデルはiPhone 18 Pro・Pro Maxを含む下表の構成です。iPhone 12以降のiPhoneはすべて5Gに対応しています。
| モデル | Apple公式価格(税込・最小容量) |
|---|---|
| iPhone 18 Pro Max | 239,800円 |
| iPhone 18 Pro | 219,800円 |
| iPhone Air | 189,800円 |
| iPhone 17 | 159,800円 |
| iPhone 16 | 139,800円 |
| iPhone 17e | 124,800円 |
2026年7月17〜18日にも一度、円安とメモリ・ストレージ価格高騰を理由に一斉値上げが実施されています。キャリア・キャンペーンの内容は変更されるため、購入前に必ず公式サイトで最新の条件を確認してください。
本記事の主役iPhone 12はApple公式では2023年9月に販売終了済み(miniは2022年9月、Pro/Pro Maxは2021年9月に先行終了)ですが、Appleは2026年秋のiOS 27でもiPhone 12をサポート対象に残しました。中古市場では64GBモデルで3万円台前半が相場です。
「iPhoneがついに5Gに対応」という一報に、専門家は「これで日本でも5Gが普及する」と予測しました。当時の日本人の7割がiPhoneユーザーだったためです。iPhone 12への買い替えで何が変わるのか、5G化のメリット・デメリットを解説します。
目次
5Gになるメリット|速く・遅れなく・多接続
| メリット | 内容 |
|---|---|
| 速度が4Gの最大20倍 | 理論値は4G:1Gbps→5G:20Gbps。ハイレゾ音楽が約2秒、50GBのゲームが約15秒でダウンロード完了 |
| 遅延が4Gの10分の1 | ライブ配信のタイムラグがほぼ無くなり、遠隔操作もリアルタイムに近づく |
| 同時接続数が10倍 | 防犯カメラやセンサーの大量設置が可能になり、スマートシティ実現に近づく |
インスタライブやゲームDLのストレスがなくなり、Wi-Fi環境がなくてもZoomなどにスムーズに接続できます。
【5Gとは】仕組み・エリア・料金・産業応用まで2026年最新版で全部わかる完全ガイド
5Gになるデメリット|高額化と通信エリアの問題点
5G接続には対応スマホの購入とプラン変更が必要で、当時は料金が上がるケースが大半でした。auの5Gプラン例(2020年発売当時):
| 通常 | 2GB以下 | |
|---|---|---|
| 割引適用前 | 8,650円 | 7,170円 |
| 2年契約適用時 | 8,480円 | 7,000円 |
同等の4Gプラン(データマックス4G LTE)は割引なしで7,650円/月。5Gプランへの変更で毎月1,000円ほど値上がりし、2020年夏時点では東京駅などの基幹駅やスタジアムなど極めて限定的なエリアでしか繋がりませんでした。
【2026年最新】格安SIM完全ガイド|3タイプの違い・全社料金比較・乗り換え手順まで / 【2026年最新】5Gはいつから?日本の開始は2020年3月25日|キャリア別の開始日とエリアの今
【2026年9月時点】状況は一変しました。5Gの人口カバー率は全国で98.6%(2025年度末・総務省)に達し、5G追加料金が不要なプランが主流です。「5Gにすると月額が上がる」という当時の懸念は解消されています。
楽天モバイルの「カバー率」は前提が変わります
楽天モバイルの広いエリアは、長らくKDDI回線のローミングに支えられてきました。しかしこのローミングは2026年9月30日で原則終了します(KDDI・楽天モバイル双方が公表)。人口カバーに時間を要するエリアでは10月以降も一部継続するとされていますが、対象エリアと期間は本記事の更新時点で確定していません。楽天モバイルのエリアを判断材料にする場合は、自分の生活圏が自社回線かローミングかを公式エリアマップで確認してください。
iPhone12へ買い替えるメリット|カメラと画面は大幅進化
iPhone 12は5G対応に加え、iPhone 11/SEからカメラ・ディスプレイ性能も向上。5Gが繋がらない地域でも、機能アップしたiPhoneとして活用できます。
| 進化ポイント | 内容 |
|---|---|
| カメラ(ズーム3倍) | 上位2機種に3眼カメラ+LiDARスキャナ。奥行き測定で現実に近い動画・写真を撮影 |
| 画面サイズの拡充 | 最小12は5.4インチで片手操作向き、Pro Maxは6.7インチで大画面。11より選択肢が広い |
| Touch ID復活? | 画面内蔵型Touch IDの搭載が噂されたが、採用は不透明 |
| ProMotion | 1秒120回書き換えで滑らかな映像を実現する可能性(iPad Proで採用済み技術) |
| クアルコム製モデム | 「X55」搭載で下り最大7Gbps・上り3Gbps。長年のインテル製より通信性能が向上 |
5G対応 iPhone12 は10月発売|進化したスペックと4機種の比較を完全解説
iPhone12は4Gでも使える
誤解されがちですが、iPhone 12は現行の4G通信にも対応。5G対応エリア外でも問題なく利用でき、プランを5Gに変更しなくても4G通信のまま最新のiPhoneを楽しめます。
【2026年9月】この記事の答え合わせ
「iPhoneが5Gに対応すれば日本でも5Gが普及する」という当時の予測は、結果として当たりました。ただし当たり方は当時の想定とは少し違います。
| 2020年に書いたこと | 結果 | 2026年9月の実際 |
|---|---|---|
| iPhone 12で日本の5Gが普及する | ✅ 的中 | 5G契約数は1億2,632万件(2026年3月末)。携帯契約全体の半数を超えました |
| 5Gプランに変えると月1,000円ほど高くなる | ❌ 外れ | 5Gの追加料金は撤廃されました。むしろ料金水準そのものが下がっています |
| 速度は4Gの最大20倍 | ⚠️ 理論値のまま | 20Gbpsは理論値です。実効速度は電波の種類で決まり、4G周波数を転用したエリアでは4G並みにとどまります |
| 遅延は4Gの10分の1 | ⚠️ 一部で実現 | 1ミリ秒級の低遅延はSA方式で初めて実現します。全国の5G基地局のうちSA対応は約半数です |
| 画面内蔵Touch IDの搭載 | ❌ 外れ | 2026年9月時点でも画面内指紋認証を搭載したiPhoneは登場していません |
| ProMotion(120Hz)の採用 | ✅ 的中(時期はずれ) | iPhone 12ではなく、2021年のiPhone 13 Proから採用されました |
最も注意したいのが「速度20倍」です。この数字は規格上の理論値であり、実際に体感できる速度ではありません。5Gと表示されていても遅いと感じる場合、原因の多くは契約や端末ではなく、その場所が4G周波数を転用したエリアであることにあります。
iPhone 12はいま使えるのか
iPhone 12はApple公式では2023年9月に販売終了しています(miniは2022年9月、Pro/Pro Maxは2021年9月に先行終了)。2026年9月時点でもiOS 26系に対応しており、後述の通り2026年秋のiOS 27でもサポート対象に残っています。中古市場では64GBモデルで3万円台前半が目安です。
ただしAppleは打ち切り機種を長期予告しないため、その次のiOS 28で対象から外れる可能性は残ります。買い替えの判断軸は、いまや5G対応の有無ではなくOSサポート期間とバッテリーの劣化具合です。バッテリーは「設定 > バッテリー > バッテリーの状態」で最大容量を確認でき、80%を下回っていれば交換か買い替えの検討時期にあたります。
【2026年9月最新】iPhone 12はiOS 27の対象。ビンテージ入りもまだ
iPhone 12を使い続けるか迷っている人にとって、判断材料になる事実が2つあります。どちらも「まだ慌てなくていい」方向の話です。
| よく言われること | 2026年9月時点の事実 |
|---|---|
| 「iPhone 12はもうすぐOSサポートが切れる」 | 切れません。Appleは2026年6月8日のWWDC26で、2026年秋のiOS 27の対応機種をiOS 26と同じにすると発表。公式の対応機種一覧はiPhone 11以降+iPhone SE(第2世代以降)で、iPhone 12は当然含まれます |
| 「iPhone 12は2026年9月にビンテージ製品になる」 | 2026年9月5日時点で、iPhone 12シリーズはApple公式のビンテージ製品リストに掲載されていません。「9月にビンテージ入り」は販売終了時期からの予測であって、Appleが公表した事実ではありません |
補足すると、Appleの「ビンテージ製品」は販売終了から5年以上7年未満の製品を指す区分です。ビンテージになっても即座に修理不能になるわけではなく、部品の在庫がある限り修理は受け付けられます。完全に修理対象外となるのは、販売終了から7年以上経過した「オブソリート製品」です。
ただし、iOS 27が動くこととすべての新機能が使えることは別です。Apple Intelligenceを使う新しいSiriや画像生成はiPhone 15 Pro/15 Pro Max、またはiPhone 16以降が条件で、iPhone 12では利用できません。iPhone 12が受け取るのは、主にセキュリティ更新と端末性能に依存しない機能改善です。
よくある質問
Q. iPhone 11からiPhone 12に買い替えれば、通信は速くなりますか?
5Gエリアかつ Sub6(3.7GHz/4.5GHz帯)が届く場所なら速くなります。一方、4G周波数を転用した5Gエリアでは実効速度が4G並みにとどまるため、体感が変わらないこともあります。速くなるかどうかは端末より場所で決まります。
Q. 5Gにすると料金は上がりますか?
上がりません。2026年現在、5G利用に追加料金は不要で、4G/5Gでプランが分かれてもいません。対応端末なら自動的に5Gに接続します。記事本文にある2020年当時のau料金表は、当時の状況を示す記録として残しています。
Q. 5Gを切って4Gだけで使うことはできますか?
できます。iPhoneでは「設定 > モバイル通信 > 通信のオプション > 音声通話とデータ」で4G(LTE)を選べます。5Gエリアの端でアンテナ表示が5Gと4Gを行き来してバッテリー消費が気になる場合の対処法としても使えます。
Q. iPhone 12はミリ波に対応していますか?
日本版は対応していません。ミリ波対応は米国本土とプエルトリコ向けの型番のみで、これはiPhone 12から現行のiPhone 17シリーズまで6年間変わっていません。日本のミリ波エリア自体もスタジアムや一部の駅などに限られるため、実用上の不利はほとんどありません。
Q. いま買うならどのiPhoneがいいですか?
新品のiPhoneはすべて5G対応のため、5Gを基準に選ぶ必要はありません。2026年9月10日発表後のApple直販価格は、iPhone 17eが124,800円、iPhone 16が139,800円、iPhone 17が159,800円、新登場のiPhone 18 Proが219,800円です。
まとめ
iPhone 12は5G化により速度・遅延・多接続に大きなメリットがあります。ただし発売当時は通信エリアが限定的で料金も上がったため、5Gプランへの変更は通信エリアを見て判断するのが賢明でした。4G回線のままでもiPhone 12自体の進化は十分活用でき、5Gへの切り替えと買い替えは分けて考えてよいでしょう。
※本記事は2020年8月公開の記事に、2026年9月6日時点での答え合わせ・5G普及状況・楽天モバイルのローミング終了・iPhone 12の現在の位置づけを追記して更新したものです。今回、Apple公式サイトの対応機種一覧で「iOS 27がiPhone 11以降を対象に含む」ことと、iPhone 12シリーズがApple公式のビンテージ製品リストに未掲載であることを確認し、該当箇所を書き換えました。