【2026年8月12日 更新情報】
Galaxy Sシリーズは現在S26シリーズまで世代が進んでいます。Galaxy S21シリーズは発売時に約束された「5年間のセキュリティアップデート」を予定通り完遂し、2025年後半に最後のパッチが配信された後、2026年2月をもってSamsung公式のソフトウェアサポート対象から正式に外れたことが複数の報道で確認されています。今後は新たな脆弱性が見つかっても修正パッチは提供されないため、決済・金融系アプリの利用や公衆Wi-Fi接続には十分ご注意ください。長く安心して使うなら、最新のS26シリーズ(S26 Ultraは直販価格218,900円〜、いずれもOS・セキュリティアップデートともに7年間=2033年頃まで対応予定)への買い替えを推奨します。
目次
はじめに:Galaxy S21は今も「賢い選択」か?
Galaxy S21は2021年4月22日にNTTドコモ(SC-51B)とau(SCG09)から発売されたSamsungのハイエンドスマートフォンです。発売から数年が経過した現在も、中古市場で約1万円台後半〜3万円程度(2026年8月時点。モデル・容量・状態により変動)の価格帯で取引されています。
なぜ今も注目を集めるのか?

新品時約83,000円だった価格は中古で大幅に下落した一方、搭載するSnapdragon 888は今なお日常使用・重い3Dゲームにも十分な処理能力を維持。フラッグシップの高性能コンポーネントが「陳腐化」しにくいことを示す好例で、最新機種にこだわらない層にとって費用対効果の高い選択肢になっています。
Galaxy S21の基本スペックとモデルラインナップ
Galaxy S21シリーズは3モデル構成。S21はフラットディスプレイ採用で軽量171g、S21+は大画面・大容量バッテリー(4,800mAh)、Ultraは最大100倍ズーム・Sペン対応・Quad HD+ディスプレイが特徴です。日本ではドコモ版(SC-51B)とau版(SCG09)が販売されました。
| 機種 | Galaxy S21 5G | Galaxy S21+ 5G | Galaxy S21 Ultra 5G |
|---|---|---|---|
| 発売日 | 2021年4月22日 (ドコモ/au) | 2021年4月22日 (au) | 2021年4月22日 (ドコモ/au) |
| ディスプレイ | 6.2インチ Dynamic AMOLED 2X 有機EL | 6.7インチ Dynamic AMOLED 2X 有機EL | 6.8インチ Dynamic AMOLED 2X 有機EL |
| 解像度 | Full HD+ (2400×1080) | Full HD+ (2400×1080) | Quad HD+ (3200×1440) |
| CPU | Snapdragon 888 (2.8GHz + 1.8GHz オクタコア) | Snapdragon 888 (2.8GHz + 1.8GHz オクタコア) | Snapdragon 888 (2.8GHz + 1.8GHz オクタコア) |
| RAM | 8GB | 8GB | 12GB / 16GB |
| ストレージ | 256GB | 256GB | 256GB / 512GB |
| 外部メモリ | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
| バッテリー容量 | 4000mAh | 4800mAh | 5000mAh |
| 背面カメラ | 望遠64MP, 広角12MP, 超広角12MP | 望遠64MP, 広角12MP, 超広角12MP | 広角108MP, 超広角12MP, 望遠10MP(x2) |
| 前面カメラ | 10MP | 10MP | 40MP |
| 本体サイズ | 約152×71×7.9mm | 約161.5×75.6×7.8mm | 約165.1×75.6×8.9mm |
| 重量 | 約171g | 約200g | 約227g |
| 防水・防塵 | IPX5/IPX8・IP6X相当 | IPX5/IPX8・IP6X相当 | IPX5/IPX8・IP6X相当 |
| おサイフケータイ | 対応 | 対応 | 対応 |
| 生体認証 | 画面内指紋認証, 顔認証 | 画面内指紋認証, 顔認証 | 画面内指紋認証, 顔認証 |
| ワイヤレス充電 | 対応 | 対応 | 対応 |
長期使用でわかるGalaxy S21の「真価」:各機能の徹底レビュー
発売から数年経ってもS21の各機能は高い実用性を保っています。ユーザーレビューをもとに評価をまとめました。
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 処理性能 | Snapdragon 888は発売時最高峰の性能。普段使いは「サクサク」で、ポケモンGO級の3Dゲームも快適。重量級ゲーム・音ゲーはやや厳しいとの声も。長時間プレイでの発熱はS20と同程度 |
| ディスプレイ | 6.2インチDynamic AMOLED、Full HD+。エッジからフラットに変更され誤操作が減少。可変リフレッシュレート48〜120Hz対応、Gorilla Glass Victusで耐久性も良好 |
| カメラ | 広角64MP+超広角12MP+望遠12MPのトリプル構成。「自然な色味」「美味しそうに撮れる」と好評。シングルテイク・ディレクターズビュー・8K動画にも対応 |
| バッテリー | 4000mAh。「メインではやや心許ない」との声もあるが、電話・メール中心の一般利用なら1日は持つとの評価。サブ機用途では「不満なし」 |
| デザイン・携帯性 | 縦三連カメラは後続モデルにも継承される象徴的デザイン。約171gの軽量ボディで「携帯性はバツグン」 |
| その他機能 | IPX5/IPX8防水・IP6X防塵、おサイフケータイ、画面内指紋認証+顔認証、Qiワイヤレス充電・ワイヤレスパワーシェアに対応 |
発熱時の対策:負荷の高いアプリ・バックグラウンドアプリを終了、直射日光を避ける、画面輝度を下げる、省電力モードを使う、ケースを外して放熱するなどが効果的です。
中古購入前はバッテリー状態の確認が必須
リチウムイオンバッテリーは消耗品のため、個体ごとに劣化度合いが異なります。購入前に「設定」→「端末情報」→「バッテリー情報」、またはSamsung Membersアプリの「診断」→「すべてテスト」で状態を確認しましょう。電池持ちの急激な悪化・残量表示の乱高下・突然のシャットダウンは劣化のサインです。
中古でGalaxy S21を購入する際の徹底ガイド
中古Galaxy S21は高い性能を手頃な価格で享受できる選択肢ですが、注意点もあります。以下で解説します。
現在の市場価格と驚異的なコストパフォーマンス
中古市場では状態・キャリア・SIMロック有無で変動しつつ、2026年8月時点で無印は1万円台後半〜3万円台前半、S21+は3万円前後、Ultraは4万円台〜5万円台で取引されています。新品発売時(S21 5Gで約83,000円)から大幅に下落しており、当時のフラッグシップ性能を新品ミドルレンジ以下の価格で得られる点が評価されてきました。ただしセキュリティアップデートはすでに終了しているため、価格だけで判断できる端末ではありません。価格帯はどこで買うかでも変わります。次の表は2026年8月時点で確認できる実売価格です。
| モデル | 中古ショップの販売価格(目安) | 個人間取引の落札相場 |
|---|---|---|
| Galaxy S21 5G(無印) | 約18,900〜31,500円 SIMロック解除済みのau版が下限帯、docomo版のロックあり個体は高めに出ることもある |
平均 約12,900円 ヤフオク直近120日・約870件 |
| Galaxy S21+ 5G | 約27,000〜38,000円 | 出品数が少なく相場が安定しない |
| Galaxy S21 Ultra 5G | 約41,000〜53,000円 | 出品数が少なく相場が安定しない |
※2026年8月時点。じゃんぱらの販売価格、価格比較サイト「プライスランク」の最安値、ヤフオクの落札相場をもとに編集部で整理。在庫・状態ランク・キャリア・SIMロックの有無で変動するため、購入時は必ず各サイトで最新価格を確認してください。
ショップとフリマ・オークションで価格が倍近く違う理由
上の表で目を引くのは、無印S21のショップ価格(約19,000円〜)と個人間取引の落札平均(約12,900円)に7,000円前後の差がある点です。この差は、そのまま「保証と手間の値段」だと考えるとわかりやすくなります。
- 赤ロム保証の有無:中古ショップは、購入後にネットワーク利用制限がかかった場合の返金・交換に応じます。個人間取引にこの保証はありません
- 初期不良対応:ショップは通常1〜6か月程度の保証を付けますが、フリマ・オークションは基本的にノークレーム前提です
- 状態表記の信頼性:ショップは統一基準でランク分けしますが、個人出品の「美品」は主観です
- バッテリー劣化の確認:ショップなら状態を確認したうえで販売されますが、個人出品では届くまでわかりません
S21はすでにセキュリティアップデートが終了した端末です。トラブル時に自力で解決する前提が置きにくいことを考えると、7,000円の差額を払ってショップの保証を取る判断は十分に合理的です。逆に、サブ機として割り切り、赤ロムのリスクを理解したうえで安く手に入れたいならオークションも選択肢になります。
新品発売時からの下落幅
約83,000円だった端末が5年で2万円前後まで下がった計算になります。ただしこの下落幅は「お買い得さ」だけを意味しません。価格が下がりきった端末はメーカーサポートも終わっているというのが、S21が今置かれている状況です。次の章で、そのサポート状況を詳しく確認します。
中古購入時の確認チェックリスト
| 確認項目 | 方法・ポイント |
|---|---|
| SIMロック | 「設定」→「端末情報」→「SIMロックの状態」で確認。「SIMロックなし/許可」なら他社SIMも利用可。かかっていれば元キャリアで解除手続きが必要 |
| 赤ロム(ネットワーク利用制限) | ダイヤル画面で「#06#」入力しIMEIを確認、各キャリアの確認サイトで検索。「〇」の端末のみ購入する(「△」「×」は避ける) |
| バッテリー状態 | 「設定」→「端末情報」→「バッテリー情報」、またはSamsung Membersアプリの「診断」で劣化度を確認 |
| 購入先 | じゃんぱら・イオシス・ゲオオンライン等は赤ロム保証・初期不良保証ありで安心。フリマアプリは安価だが個人間取引のリスクに注意 |
| 付属品 | 充電器・イヤホン非同梱のモデルもあるため、中古でも別途用意が必要な場合がある |
Galaxy S21のソフトウェアアップデート状況とサポート期間
Samsungは発売時、S21シリーズにOSアップデート4回・セキュリティアップデート5年間を約束していました。最終OSはAndroid 15(One UI 7、2025年提供済み)、セキュリティパッチも2025年後半で提供終了し、2026年時点でサポート対象外です。比較として2024年以降のGalaxy S24〜S26は7年保証のため、サポート期間の差は大きくなっています。ただしOS更新終了は即「使用不能」を意味せず、安定動作と必要なアプリが動けば実用は可能です。
Galaxy S21のソフトウェアアップデート履歴(ドコモ版SC-51B基準)は次のとおりです。
| 項目 | バージョン/時期 | 備考 |
|---|---|---|
| 初期OS | Android 11 | 初期搭載OS |
| Android 12 | 2022年2月9日 | OSバージョンアップ |
| Android 13 | 2022年12月19日 | OSバージョンアップ |
| Android 14 | 2024年3月4日 | OSバージョンアップ |
| Android 15 (One UI 7) | 2025年 | 最終メジャーOSアップデート(提供済み) |
| セキュリティアップデート終了 | 2025年後半〜2026年初め | 5年間のセキュリティサポートが終了。以降は更新提供なし |
※上記はドコモ版SC-51Bの情報を基にしており、キャリアや地域によって提供時期が異なる場合があります。
冒頭でも触れたとおり、S21のセキュリティアップデートはすでに終了済みです。比較として、2024年発売のGalaxy S24以降のフラッグシップ機種(S25・S26シリーズ含む)はOS・セキュリティ更新とも7年保証(2026年発売のS26シリーズは2033年まで)。下図は、Galaxy S21とGalaxy S26のソフトウェアサポート期間を時系列で比較したものです。
Galaxy S21はどんな人におすすめ?
- ライトユーザー・サブ機用途:Web閲覧・SNS・メール・動画視聴なら快適な処理性能。3万円前後で新品ミドルレンジを凌ぐパフォーマンスが手に入る
- ゲームユーザー:ポケモンGO級の3Dゲームは快適。重量級ゲーム・音ゲーはやや厳しく、長時間プレイは発熱・バッテリー消費に注意
- カメラ重視ユーザー:自然な色味とディレクターズビュー等の撮影機能が魅力
- コスト意識の高いユーザー:フラッグシップ級の防水・FeliCa・生体認証を、新品ミドルレンジ以下の予算で得たい人
Galaxy S21の競合モデル比較:中古市場でのベストバイは?
| モデル | S21との比較ポイント |
|---|---|
| Galaxy S20 | S21はフラットディスプレイ化・ストレージ倍増(256GB)・CPU強化(888)。RAMは12→8GBに減、microSD非対応に |
| Galaxy S21+ / Ultra | S21が最軽量・最安。S21+は大画面・大容量バッテリー、Ultraは最大100倍ズーム・Sペン対応の最上位 |
| iPhone 12 | 同価格帯。iOS長期サポートは魅力だがFeliCa等Android機能は非搭載 |
| Google Pixel 5 | CPU(Snapdragon 765G)はS21に劣るが純正Android体験とカメラに定評 |
| Sony Xperia 1 III | 同じSnapdragon 888。可変式望遠レンズ・4K/120Hz対応で高性能だがS21より高価 |
| Galaxy A54 / Z Flip3 | 5万円以下帯の代替候補。S21の方が価格・性能バランスで優位なことが多い |
サポートが切れた端末を、それでも使うなら
Galaxy S21はSamsungのソフトウェアサポート対象から外れている。とはいえ「サポート終了=即座に使えなくなる」わけではなく、実際には多くの端末がその後も動き続ける。問題は新しい脆弱性が見つかっても、OS側の修正が届かなくなる点にある。ここでは、それを踏まえたうえで実際にどう使うかを整理する。
| 使い方 | 向き/不向き | 理由 |
|---|---|---|
| ネット銀行・証券・決済アプリのメイン端末 | 不向き | 金銭被害に直結する。アプリ側がOSバージョンを理由に利用を制限する場合もある |
| 会社の業務端末・業務メールの受信 | 不向き | 組織のセキュリティ要件を満たさないことが多い。持ち込み利用の可否は勤務先の規定次第 |
| 自宅Wi-Fi中心のサブ端末・動画視聴用 | 向く | 扱う情報が限られ、接続先も管理された範囲にとどまる |
| 音楽プレーヤー・カメラ・目覚まし等の単機能利用 | 向く | Snapdragon 888と有機ELの性能を、リスクの低い用途で活かせる |
| 子ども用・高齢の家族用の初めての端末 | 条件付き | 使う人自身がリスクを判断できないため、決済を入れない・アプリ追加を制限するなどの前提が必要 |
そのうえで、使い続ける場合に効果が見込める対策を挙げる。
- ブラウザとアプリは更新を続ける——OSの更新は止まっても、Google Playを通じたアプリ側の更新は当面続く。ブラウザは特に攻撃面が広いため、最新版を保つ意味は大きい
- 公衆Wi-Fiを避ける——暗号化されていないアクセスポイントは、既知の脆弱性を突かれやすい環境になる
- 提供元不明のアプリをインストールしない——OSの修正が来ない状態では、いったん入り込まれたときの被害が拡大しやすい
- アカウントを分ける——メイン端末と同じGoogleアカウントを使わない、あるいは重要なサービスの二段階認証をこの端末に置かない
- 端末に保存する情報を減らす——写真・連絡先・パスワードの保管先をメイン端末やクラウドに寄せ、この端末は「持ち出す作業用」と割り切る
逆に言えば、これらの前提を守れないなら中古のS21を選ぶ理由は薄い。1万円台後半〜3万円台という価格の魅力は本物だが、その差額は「サポートが残っている端末を選ばない対価」でもある。同じ予算感で新品のエントリー機を選べば、数年分のセキュリティアップデートが付いてくる。どちらが自分にとって得かは、端末をメインで使うのかサブで使うのかで裏返る。
よくある質問
Q. サポートが終了したGalaxy S21は、もう使えないのですか?
使えなくなるわけではありません。通話・通信・アプリの利用は引き続き可能です。ただし新たな脆弱性が見つかってもOSの修正が配信されないため、扱う情報の重要度に応じて使い方を選ぶ必要があります。
Q. アプリのアップデートも止まりますか?
OSのアップデートとアプリのアップデートは別です。Google Playを通じたアプリ側の更新は当面続きます。ただし各アプリが対応OSバージョンの下限を引き上げれば、その時点で個別に使えなくなる可能性はあります。
Q. 中古で買うなら何を最優先で確認すべきですか?
バッテリーの状態、赤ロム(IMEIによるネットワーク利用制限)の有無、SIMロックの3点です。とくにバッテリーは発売から年数が経っているぶん劣化している個体が多く、価格の安さがそのまま得になるとは限りません。
Q. Galaxy S21のバッテリーは交換できますか?
バッテリーは着脱式ではないため、交換する場合は修理窓口での対応になります。サポート期間を過ぎた機種は部材の供給状況によって受付が終了している場合があるため、購入前に修理受付の可否と費用を確認しておくと確実です。
Q. 同じ予算なら中古のS21と新品のエントリー機、どちらがよいですか?
メイン端末として長く使うなら、セキュリティアップデートが数年残っている新品を選ぶほうが安全です。サブ端末や特定用途に絞るなら、Snapdragon 888とDynamic AMOLED 2Xを備えたS21の性能は同価格帯の新品を上回ります。用途で分けて考えるのが現実的です。
結論
Snapdragon 888による処理性能・有機ELディスプレイ・カメラ・防水防塵/おサイフケータイなど、Galaxy S21は発売数年後の今も高い実用性を保ち、1万円台後半〜3万円台(2026年時点。モデル・容量・状態により変動)という価格でミドルレンジ以上の満足度を提供します。
ただし中古購入ではバッテリー状態・赤ロム(IMEI確認)・SIMロックの確認が必須です。またAndroid 15(One UI 7)が最終OSで、セキュリティアップデートも2025年後半で終了済み(2026年時点でサポート対象外)という点は理解した上で検討してください。
※本記事は2026年8月25日時点の最新情報に更新したものです。料金・仕様・価格は変更される場合があるため、最新情報は各社公式サイトをご確認ください。