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大手キャリアの5Gは期待はずれ?iPhone SEと楽天モバイルが最強である5つの理由

大手キャリアの5Gは期待はずれ?iPhone SEと楽天モバイルが最強である5つの理由

5Gの商用サービスが2020年3月に始まりましたが、サービス開始から1ヶ月以上経った2020年5月現在、「大手キャリアの5Gサービスは期待外れだった。がっかりした」という意見を多く聞きます。

結論的に言えば、しばらくは私たち日本人が5Gを日常生活で利用することはできないでしょう。

このタイミングで2020年4月に発売された5G非対応のスマホであるiPhone SEと、5G非対応の第4のキャリアである楽天モバイルが大きな注目を集めています。

客観的に見て、5Gが日常生活で繋がるまで、もしくは楽天モバイルがキャンペーンを行なっている1年間は楽天モバイルとiPhone SEの組み合わせが最も安く、そして通信速度も速い可能性もあります。

大手キャリアの5Gが期待外れと言われる理由と、楽天モバイルとiPhone SEの組み合わせが最強である理由について徹底解説していきます。

大手キャリアの5Gは期待外れと言われる理由

大手キャリアの5Gは期待外れと言われる理由

5G商用サービス開始から「大手キャリアの5Gは期待はずれだ」「2020年は5Gの時代は到来しない」などと言われます。

それは以下のような理由によって、大手キャリアの5Gサービスは日常生活では利用することができないためです。

  • 利用範囲が著しく狭い
  • 計画が不明瞭
  • コロナの影響でさらに遅れる見込み

大手キャリアの5Gががっかりされている理由について詳しく見ていきます。

利用範囲が著しく狭い

大手キャリアの5Gの通信エリアは2020年5月現在、非常に限られた範囲となっています。

ドコモは人が集まる空港や観光施設やスタジアムと一部のドコモショップのみ、auは範囲は広いですが地域の一部分だけ、ソフトバンクに至っては東京駅周辺のみというような状況です。

3大キャリアは人が集まる場所にだけ5Gが通信できるようにしていますが、折しも5G商用サービスが開始した2020年3月以降は新型コロナウイルス感染症の影響で人が集まると見込んで5Gの通信エリアにした場所には人が近づけません。

そのため、少々サービス開始以降、日本人の中で「5Gを体感した」という人はほとんどいないのが実情です。

5Gは通信範囲が狭く直進性が高い

5Gの通信エリアがこれだけ狭いのには理由があります。

それは、5Gの高周波の電波は直径200mの範囲しか通信することができないので、1つの地域を通信エリアにするだけでも無数の基地局を設置する必要があります。

さらに、5Gの電波は直進性が高いので、障害物などに当たると通信が途切れてしまいます。

これら2つの理由によって、5Gは広範囲での通信エリアを実現するまでにはまだまだ時間がかかってしまうと言われています。

5Gの通信エリアの構築計画が不明瞭

5Gの通信エリアが「いつ」「どこが」繋がるようになるのか、という点が非常に不透明だということも大手キャリアの5Gが期待外れだったと言われる所以です。

多くの人が「自分の居住地域では5Gはいつ繋がるようになるのだろう?」と興味を持っています。

しかし、自分の地域でいつ5Gが繋がるようになるのかについて、大手キャリアが出している計画はあまりにも曖昧としており、具体的にいつ繋がるのかというイメージをすることは難しいのが実情です。

本当に5Gを広げる気があるのであれば、もう少し具体的な計画になるはずですが、最も具体化しているのはNTTドコモの2021年3月末までに国内500の都市を通信可能にするというものだけで、500の都市がどこなのかというような計画は未発表です。

他のキャリアに至ってはさらに具体性がない計画になっています。

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コロナの影響でさらに5Gエリアの拡大が遅れる見込み

ただでさえ不明瞭でエリアの構築が遅れている大手キャリアの5Gですが、新型コロナウイルスの影響でさらにエリアの拡大が遅れる見込みです。

NTTドコモは2020年4月28日の決算説明会で5Gの設備投資が新型コロナウイルスの影響で遅れていると発表しました。

5Gへの設備投資は、新型コロナウイルスの影響によって物品納入や建築工程が遅れ全体的に遅延しています。

前述したようにドコモは2021年3月までに政令指定都市を含む500都市に5G基地局を開設する計画です。

しかし新型コロナウイルスの影響で、この目標を見直す可能性があります。

ドコモの吉澤社長は「工事業者にはフルで対応してもらっているわけではない。年度内の500都市はぜひ実現させたいが、新型コロナの影響で今と同じような状況で続くと、2021年6月までの1万局はかなり難しくなると思う」

とのことで、今後は5Gのエリア拡大に遅れが生じる可能性が高くなっています。

現状、ほとんどの人が利用することができない5Gですが、この状況はさらに1年以上は継続する可能性があります。

5G非対応の楽天モバイルのUNLIMITEDとは

5G非対応の楽天モバイルのUNLIMITEDとは

楽天モバイルは念願の自社キャリアMNOプランの楽天UNLIMITEDを2020年4月8日から開始しました。

契約当初1年間は利用者にとってメリットしかないプランとなっています。

基本使用料 2,980円(税別) 300万人まで1年間無料
楽天モバイル通信エリア 無制限で使い放題
エリア外・海外 月5GBまで 追加容量1GB/500円
通話 アプリ使用でかけ放題 アプリなしで20円/30秒

料金プランは上記1つだけで、UNLIMITEDプランの主な特徴としては以下の5点です。

  • 1年間は無料
  • 5Gは非対応
  • エリア内は使い放題でかなり速い
  • エリア外でもau回線を5GBまで利用可能
  • 5GB超でも最大1Mbpsで使い放題

楽天モバイルUNLIMITEDは1年間無料

楽天モバイルUNLIMITEDは先着300万人限定で1年間は無料で利用することができます。

少なくとも契約してから1年間は無料で利用することができるので、この点は誰にとっても必ずメリットがあります。

楽天モバイルUNLIMITED5Gは非対応

注意しなければならないのは楽天モバイルUNLIMITEDは5Gに対応していません。

楽天モバイルUNLIMITEDは4G LTEサービスです。

とはいえ、大手キャリアの5Gが実質的にほとんどの人が利用できない中、楽天モバイルは4G LTEを1年間無料で利用できるのでここは間違いなくどんな人にとってもメリットです。

エリア内は使い放題でかなり速い

楽天モバイルUNLIMITEDは楽天モバイルのエリア内では使い放題です。

そして、楽天モバイルは他のキャリアと比較して契約者数が圧倒的に少ないので、しばらくは回線がスカスカの状態です。

そのため、他のキャリアの4G LTEよりもかなり速いと言われています。

エリア内であれば非常に速い回線が1年間無料で使い放題です。

どう考えてもメリットではないでしょうか?

エリア外でもau回線を5GBまで利用可能

楽天モバイルのエリアは東京近郊と大阪・名古屋の一部だけです。

エリアは非常に狭くなっていますが、エリアではKDDIの回線を借りて通信します。

ここでは5GBまで使い放題ですので、エリア外の人も1年間は無料でKDDIのパケットを5GBプレゼントされたような形になります。

こちらも1年間はメリットしかありません。

5GB超でも最大1Mbpsで使い放題

そして、楽天モバイルUNLIMITEDはエリア外で5GBを超えても最大1Mbpsで使い放題になります。

最大1Mbpsでは動画の視聴などは厳しくなりますが、LINEやSNSの利用にはそれほど大きな支障はありません。

このように楽天モバイルはエリア外の人にとってもかなりメリットのあるプラントなっています。

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楽天モバイルとiPhone SEの組み合わせが最強の5つの理由

楽天モバイルとiPhone SEの組み合わせが最強の5つの理由

要するに、楽天モバイルの5Gプランというのは、無料で4G LTEが使い放題になるというものです。

この楽天モバイルとiPhone SEは以下の理由によって最強の組み合わせであると言えます。

  • iPhone SEはスペックが高く値段が安い
  • 楽天モバイルのSIMも対応|1年間無料でiPhone SEを利用できる
  • iPhone SEはデュアルSIM対応
  • 5Gはどうせしばらく利用できない
  • 5G対応iPhoneの発売も遅れる可能性大

楽天モバイルとiPhone SEの組み合わせが最強である5つの理由について詳しく解説していきます。

iPhone SEはスペックが高く値段が安い

iPhone SEの価格は税別で非常に安い価格設定になっています。

  • 64GBモデル:4万4800円
  • 128GBモデル:4万9800円
  • 256GBモデル:6万800円

10万円を超えるのが当たり前のようになっているスマホの中においてiPhone SEの安さは際立っています。

低コストであるにも関わらずiPhone SEのスペックは非常に優秀です。

  • 背面カメラ1200万画素
  • iPhone 11と同じエンジンのA13 Bionic搭載
  • Touch IDによる認証システム採用
  • デュアルSIM対応

iPhone 11と比較して画面が小さいこと、トリプルカメラが採用されていないこと、FaceIDが採用されていないことの3点が違いですが、その他の点は大きな違いはありません。

エンジンがiPhone 11と同じですので、同型モデルのiPhone 7やiPhone 8を使用していた人は非常に早い操作性をわずか4万円代で体感することができる非常にコストパフォーマンスの高い機種だと言えます。

なお、iPhone SEはiPhone 11と同様に5G非対応です。

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楽天モバイルのSIMも対応|1年間無料でiPhone SEを利用できる

iPhone SEはすでに楽天モバイルSIMの動作確認が行われています。

SIMカードでもeSIMでも楽天モバイルのSIMでiPhone SEは動作することができます。

つまり、iPhone SEに楽天モバイルのSIMを挿せば1年間は無料でハイスペックなiPhoneを4万円代の機種代金だけで利用することができます。

2代目のスマホとしても楽天モバイルとiPhone SEの組み合わせは最適です。

iPhone SEはデュアルSIM対応

そして、iPhone SEがデュアルSIMに対応しているという点でも、利用の幅が広がります。

これまで大手キャリアなどに契約してきた人でも、iPhone SEにこれまでのSIMを挿し、eSIMに楽天モバイルを設定すれば、2つの番号を1台でコントロールできますし、楽天モバイルの対応エリアではパケットが無料で使い放題です。

また、エリア外でも1年間は無料で5GBを所有することができるので、これまで利用していたSIMに無料で5GBを加えることができます。

5Gはどうせしばらく利用できない

5Gの商用サービスが開始された直後に5G非対応の楽天モバイルUNLIMITEDとiPhone SEが登場したのはタイミングとしてはバッチリです。

どうせしばらくは大手キャリアでも5Gは利用できないのです。

5Gが普通に利用できるようになるまでは安価が機種であるiPhone SEと1年間は無料で利用できる楽天モバイルUNLIMITEDで4G LTEを利用することには大きなメリットがあるでしょう。

5Gが利用できるようになったら、その時最新の5G対応機種を購入し、大手キャリアへ乗り換えてもよいでしょう。

楽天モバイルUNLIMITEDプランには違約金はありません。

いずれにせよ、5Gの一般利用は少なくともあと1年以上は先になります。

この感をつなぐ組み合わせとして、iPhone SEと楽天モバイルUNLIMITEDは圧倒的にコスパがよいということが言えそうです。

5G対応iPhoneの発売も遅れる可能性大

Appleは5G対応のiPhone 12の発売を当初は2020年9月に予定していました。

しかし、iPhone 12の発売も新型コロナウイルスのサプライチェーン悪化の影響によって遅れる可能性が出てきています。

日本人は世界で最もiPhoneを利用している国民の割合が多い国です。

そのため、日本においてはiPhoneが5Gに対応しない限り5Gが普及しないだろうと言われており、大手キャリアが5Gエリアの拡大を急いでいない理由もここにあります。

iPhoneが5Gに対応しない限りは、エリアを拡大しても日本人に5Gの利用が普及しないと見込んでいるのです。

日本においては特に5G普及の鍵を握るiPhoneの5G対応が遅れるのであれば、なお大手キャリアの5G通信エリア拡大はさらに遅れる可能性があります。

やはり、しばらくは急がずに楽天モバイルの5GとiPhone SEの組み合わせで最低コストでiPhoneを利用するのが賢いでしょう。