5Gに実質的なデメリットはほぼありません。契約数は1億3,153万件(2026年6月末)で最多の通信方式となり、追加料金もかかりません。「期待外れ」の多くは期待値とエリア差が原因です。
目次
結論:メリット・デメリット早見
メリット(実感できるもの)
| メリット | 実感ポイント |
|---|---|
| 大容量ダウンロード | Sub6なら数百Mbps〜1Gbps超。数分が数十秒に |
| 混雑に強い | スタジアム・花火大会・駅構内 |
| 追加料金なし | 全キャリア標準。コストゼロで高速化 |
| ホームルーター | home 5G(月5,280円)等で工事不要 |
| アップロード | 5G SAエリアは上りもNSA比約1.5倍 |
デメリット(正直なところ)
| デメリット | 実情 |
|---|---|
| 日常の体感差が小さい | SNS・Web・動画は4Gで十分だった |
| 「5G表示なのに遅い」 | 98.6%の多くは4G転用エリア。Sub6展開率は75.5% |
| バッテリー消費 | 4G⇔5Gの境界エリアで顕著 |
| 低遅延は未実現 | 主流のNSA方式では活かせない |
| 周波数帯 | 実効速度 | 体感 |
|---|---|---|
| 転用周波数 | 4G並み | 変化を感じない |
| Sub6 | 数百Mbps〜1Gbps超 | 明確に速い |
| ミリ波 | 数Gbps | 圧倒的だがエリア極小 |
普及状況(2026年最新)
| 通信方式 | 2026年3月末 | 2026年6月末 |
|---|---|---|
| 5G | 1億2,632万件 | 1億3,153万件(前期比+4.1%・前年同期比+13.7%) |
| 4G LTE | 1億885万件 | 1億581万件(前期比−2.8%) |
| BWA(WiMAX等) | 9,405万件 | 9,431万件 |
| 3G | 228万件(最後の記録) | 0件(FOMA停波で全社終了) |
| 携帯電話 総契約数 | 2億3,131万件 | 2億3,121万件(半数以上が5G) |
出典:総務省「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データ」(令和7年度第4四半期・令和8年度第1四半期=2026年9月25日公表)。5Gが4Gを上回ったのは2025年6月末。Sub6展開率は2027年度末に90%(2025年3月末75.5%)が目標。
ポイント:3Gは2026年3月31日のFOMA停波で全社終了(au 2022年、SB 2024年)。4Gも終了予定は未発表ながら契約は減少中です。
「5Gなのに遅い」を確かめる
| 手順 | やること | 判断 |
|---|---|---|
| ① | 速度測定アプリで下りを測る | 100Mbps未満が続けば転用エリアの可能性 |
| ② | エリアマップで現在地を確認 | Sub6は色分けで区別 |
| ③ | 数百m移動して測り直す | 大きく変われば境界にいる |
注意:転用エリアなら端末や契約を変えても速くなりません。買い替え前に確認を。
低遅延(SA)はキャリアで大差
| 事業者 | 5G基地局数 | うちSA対応 |
|---|---|---|
| ソフトバンク | 104,441局 | 99,871局 |
| KDDI(au) | 110,037局 | 40,627局 |
| ドコモ | 52,532局 | 14,248局 |
| 楽天モバイル | 35,108局 | 0局 |
| 全国(他事業者含む) | 307,263局 | 155,721局 |
出典:総務省 電波利用状況調査(2025年3月末時点・2026年1月公表)
ポイント:ソフトバンクはほぼ全数がSA、楽天は0局。低遅延重視ならキャリア選びで決まります。
いま自分がSAにつながっているか
| キャリア | SAの状況(2026年10月時点) |
|---|---|
| ソフトバンク | 2026年9月29日から、SA対応のiPhone・iPadでSA接続中に「SoftBank 5G SA」と表示(国内キャリア初。反映に最大約2週間、Androidは今後) |
| au/UQ/povo | povo2.0が2026年8月25日に対応し、au・UQ・povoの全ブランドで利用可 |
| ドコモ | 提供中(対応エリア・対応機種は公式の案内で確認) |
| 楽天モバイル | 大手4社で唯一未提供(開始時期は報道で2026年内〜2027年と幅がある) |
※ソフトバンク以外は画面表示でNSA/SAを見分けられない。表示が「5G」のままでも、SAにつながっていないとは限らない。
バッテリー対策:まず「5Gオート」、それでも減るなら4G固定
| 端末 | 操作 |
|---|---|
| iPhone(まず試す) | 設定 → モバイル通信 → 通信のオプション → データモード → 「5Gオート」(必要な場面だけ5G) |
| iPhone(4G固定) | 設定 → モバイル通信 → 通信のオプション → 音声通話とデータ → 「4G」 |
| Android(Pixelなど) | 設定 → ネットワークとインターネット → モバイルネットワーク → 優先ネットワークの種類 → 「4G」 |
楽天モバイル利用者が確認すること(KDDIローミングは満了済み)
KDDIとのローミング契約は2026年9月30日に満了し、10月1日から新しい枠組みに移行した。自社エリアが十分な都市部ではローミングが縮小・終了している。
| エリア | 10月1日以降の状況 |
|---|---|
| 東京23区・名古屋市・大阪市 | 終了済み |
| 横浜市・千葉・福岡市・広島市 | 10月1日から大幅に縮小 |
| 自社エリアが手薄な地方・山間部 | 補完的な措置として一定期間継続(提供エリアは順次縮小) |
KDDIは9月30日(満了当日)に10月以降の提供エリア地図と新しい契約約款を公開し、「同社が自ら基地局を構築することを前提に、補完的な措置として一定期間auネットワークのローミングを提供」「提供エリアは順次縮小」と説明しています。継続エリアの終了時期は2026年10月10日時点で未公表で、楽天モバイル側の新たな告知もありません。生活圏が楽天回線かパートナー回線か、事前に確認を。
よくある質問
Q. 5Gは体に悪い?
ICNIRPに基づく安全基準内で健康影響は確認されていません。コロナとの関連説もWHO等が否定しています。
Q. 5G対応プランへの変更は必要?
不要です。対応端末があれば今のプランのまま使えます。
Q. 5G対応なのに遅い機種があるのは?
対応周波数が違うため。購入前にSub6帯(n77・n78・n79など)への対応を仕様表で確認を。
Q. 5G SAを使うには?
対応端末・エリア・設定が必要な場合があります。まず自分のキャリアのSA整備状況を確認しましょう。
まとめ
- 追加料金なしで、実質的なデメリットはほぼない
- 恩恵は大容量DL・混雑時の安定・ホームルーター
- 「遅い」の原因は転用エリア。移動して測れば切り分け可
- 低遅延(SA)はソフトバンク先行・楽天0局
- 楽天利用者は9月30日のローミング満了の影響を確認
home 5G
5Gの恩恵が一番大きいのはホームルーター
工事不要・コンセントに挿すだけのドコモ home 5Gなら、月額5,280円でデータ無制限。光回線が引けない住居でも自宅のネット環境が整います。
※本記事は公開後、2026年9月時点の情報(総務省・2026年3月末の契約数、2025年度末の整備状況、事業者別のSA対応状況など)に更新したものです。2026年9月13日に図表中心の構成へ再編集し、9月25日に楽天ローミングの最新状況を反映しました。2026年9月30日に、KDDIが同日公開した10月以降の楽天モバイル向けローミング提供エリアを反映しました。2026年10月1日にKDDIローミングの満了(9月30日)後の表現に改めました。2026年10月10日に、ローミングの縮小状況をエリア別の表に整理し、各社の5G SAの提供状況(ソフトバンクの「SoftBank 5G SA」表示・povoの対応・楽天モバイルは未提供)を追記しました。