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【5G対応iPhone】現段階で分かる全て

5G対応iPhone

携帯キャリアは盛んに「5G時代到来」とテレビCMなどで謳っています。

私たち日本人が最も気になるのは、「iPhoneは5Gに対応するの?」ということではないでしょうか?

結論的に言えば、2020年秋発売予定のiPhoneは全機種5Gに対応します。

Apple関連製品を予測し、高い精度で的中させている、アナリストのミンチー・クオ氏の予測から5G対応iPhoneについて予測していきましょう。

2020年発売のiPhoneは全て5Gに対応する

2020年発売のiPhoneは全て5Gに対応する

2020年発売のiPhoneは全ての機種が5Gに対応する予定です。

クオ氏の予測から、2020年発売予定の新型iPhoneの詳細を見ていきましょう。

Snapdragon X55モデムチップを搭載し5Gをサポート

ミンチー・クオ氏によると、2020年発売予定の新型iPhoneには5G通信に対応するモバイル端末向けのモデム「Snapdragon X55」が搭載されるとのことです。

また、新型iPhoneを含むAppleの5G端末には「ミリ波(mmWave)」と「サブ6GHz(sub-6GHz)」の2種類の周波に対応します。

5Gネットワークは通信キャリアごとに周波数が異なります。

そのため、サブ6GHzに非対応の地域では、サブ6GHzの5G機能を無効にするなどして、次世代のネットワーク環境に適応し、購入価格を低く抑えるということです。

さらに、2020年モデルには内蔵アンテナに液晶ポリマー製のもの(LCPアンテナ)が搭載されるので、受信感度も高くなると予想しています。

LCPアンテナはiPhone Xにシングルユニットで搭載されましたが、2020年モデルはトリプルユニットになり、より受信感度は高くなります

「ミリ波」未整備でも5Gに対応

新型iPhoneはサブ6GHzとミリ波両方に対応します。

サブ6GHzとミリ波両方の周波数に対応したiPhoneが発売されるのは、アメリカ、カナダ、日本、韓国、イギリスの5カ国だけとのことです。

ちなみに「ミリ波」とはこれまで使われてきた周波数帯よりも圧倒的に高い周波数帯で、高速大容量のデータ通信の鍵となるものです。

日本の5G用周波数では28GHz帯がミリ波に該当します。

「ミリ波」はエリア設計が難しいなどの理由によって、未だ日本では整備されていない地域も多く、5Gを早期にスタートする地域であってもsub-6GHzでスタートする地域も少なくありません。

2020年発売予定のiPhoneはサブ6GHzとミリ波両方の周波数に対応しているので、ミリ波が整備されていない地域でもiPhoneで5Gを利用できるようになっています。

もちろん、地域にミリ波が整備されたらミリ波を利用することもできます

  • Snapdragon X55を搭載し全機種5G対応
  • 内蔵アンテナに液晶ポリマー製のものが搭載され受信感度向上
  • サブ6GHzとミリ波両方に対応

2020年発売のiPhoneのスペック

2020年発売のiPhoneのスペック

それでは2020年発売の新型iPhoneはどんなスペックになるのか、クオ氏の予測から詳しく見ていきましょう。

5G対応

前述したように、新型iPhoneは全機種で5G対応モデムを搭載するので5Gにも対応します。

また、サブ6GHzとミリ波両方に対応しているので、ミリ波に対応していない地域でもサブ6GHzが整備されていれば5Gを利用することができます。

デバイス背面に3Dセンシングモジュールを搭載

さらに2020年発売予定の新型iPhoneはデバイス背面に3Dセンシングモジュールを搭載するだろうとも予測しています。

3Dセンシングモジュールとは、被写体までの距離を光線で測定し立体的な情報を収集し、これによって拡張現実や顔認証が強化され、3Dカメラで従来よりも深度が高く長距離の情報が取得可能になります。

ディスプレイ内にTouch ID

さらに、ディスプレイ内に超音波指紋センサー技術を使ったTouch IDが搭載されるとのことです。

今は無きTouch IDが2020年発売の新型iPhoneから復活する可能性があります

新型iPhoneは4モデル構成

新型iPhoneは4モデル構成

またクオ氏によると2020年発売のiPhone12は以下の4モデル構成になるだろうとのことです。

  • 5.4インチの有機EL(OLED)ディスプレイとデュアルカメラ搭載モデル
  • 6.1インチのOLEDディスプレイとデュアルカメラ搭載モデル
  • 6.1インチのOLEDディスプレイとトリプカメラ・ToF(Time of Flight)センサー搭載モデル
  • 6.7インチのOLEDディスプレイとトリプルカメラ・ToFセンサー搭載モデル

現行の6.5/6.1/5.8インチのモデルから、最大が6.7インチ、最小が5.4インチとなることから大型化と小型化の両方が実現される予測です。

まとめ

2020年発売予定の新型iPhoneは全機種で5G搭載です。

さらに、機能面が従来のiPhoneよりも強化されています。

ただし、クオ氏は新型iPhoneについて「これまで以上に高額な端末になる」とも予測しており、私たちユーザーにとっては、価格面での懸念は残ってしまうかもしれません。