【2026年7月 追記】
本記事は2020年当時の内容です。なおLGは2021年にスマートフォン事業から撤退しており、V60 ThinQの後継機は存在しません。
ソフトバンクが2020年5月11日に発売した2画面スマホ「LG V60 ThinQ 5G」(当時13万9,680円)のスペックを、AQUOS・Xperiaとの比較を交えて解説します。
目次
2画面ディスプレイの仕組み
「LGデュアルスクリーン」という専用カバーを装着すると2画面になる仕組みで、スマホ本体が2台あるわけではありません。カバーを外せば通常の1画面スマホとしても使えます。
| 2画面の主な使い方 | 内容 |
|---|---|
| ゲーム用コントローラー | 片方のディスプレイを仮想コントローラー化。格闘ゲームなどで画面が見やすい |
| 対応アプリの拡張表示 | Chrome・YouTube・Google Mapなど。大画面視聴や地図と情報の同時表示が可能 |
メイン・サブとも6.8インチ有機EL(iPhone 11 Pro Maxの6.5インチよりやや大きい)。解像度は2,460×1,080でAQUOS R5G・Xperia 1 IIより低めですが、iPhone 11相当の精細さはあります。
カメラ・スペック一覧
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 標準カメラ | 約6,400万画素 |
| 超広角カメラ | 約1,300万画素(TOFセンサー併載、望遠レンズは非搭載) |
| インカメラ | 約1,000万画素 |
| 動画撮影 | 8K対応 |
| チップセット | Snapdragon 865 5G(ミリ波・サブ6・DSS対応) |
| メモリ | 8GB |
| ストレージ | 128GB(当時のAndroid上位機としては小さめ) |
望遠レンズはないものの、LGが得意とする可変歪み補正を活かした広角カメラが強みです。望遠より広角・近接撮影を重視するユーザー向けの構成でした。
AQUOS・Xperiaとスペック比較
▶ AQUOS R5Gのスペックをくわしく見る
▶ Xperia 1 IIのスペックをくわしく見る
| LG V60 ThinQ 5G | AQUOS R5G | Xperia 1 II | |
|---|---|---|---|
| カメラ | 約6,400万画素 | 約4,800万画素 | 約1,200万画素 |
| 広角カメラ | 約1,300万画素 | 約1,220万画素 | 約1,200万画素 |
| ディスプレイ | 2,460×1,080 | 3,168×1,440 | 3,840×1,644 |
| ストレージ | 128GB | 256GB | 256GB |
| メモリ | 8GB | 12GB | 8GB |
LG V60 ThinQ 5Gの強みはカメラ画素数と広角カメラ。解像度・ストレージ・メモリではAQUOS/Xperiaに一歩譲ります。
【その後】LGのスマホ撤退と「2画面」のいま
華々しく登場したLG V60 ThinQ 5Gですが、LGエレクトロニクスは2021年にスマートフォン事業から撤退。後継機は存在せず新品購入は不可能で、既存端末もOS・セキュリティ更新が終了しているためメイン端末としての利用は避けるのが安全です。
| 当時のポイント | 2026年の状況 |
|---|---|
| LG V60 ThinQ 5Gを買うべきか | LG撤退で新規購入・サポートともに終了。非推奨 |
| 「2画面/大画面」という発想 | 折りたたみスマホ(Galaxy Z Fold/Flip等)が主流に |
| 5G対応かどうか | 現行スマホはエントリーまで含め5Gが標準 |
「1台で広い画面を使いたい」というV60 ThinQのニーズは、いま折りたたみスマホが引き継いでいます。開くとタブレット並みになるGalaxy Z Fold、コンパクトに畳めるGalaxy Z Flip7(164,800円)などが実質的な後継です。大画面Androidを選ぶなら折りたたみモデルを軸に検討しましょう。
※本記事は2020年公開のLG V60 ThinQ 5G解説を、LGのスマホ事業撤退(2021年)と折りたたみスマホへの流れを2026年7月時点で追記して更新したものです。