結論、THE WiFiは2026年9月時点でも申込み可能です。ドコモ・au・ソフトバンクの3回線を自動で掴むクラウドSIM方式は健在で、料金は「100GB定額」「FiT(従量制)」の2プランに整理されています。本記事では最新の料金・特徴に加え、クラウドWiFi・にゃんこWiFi・WiMAX +5G・楽天モバイルとの比較も整理します。
2026年10月1日、WiMAX各社が一斉に値上げします
比較対象のWiMAX +5Gは10月から月330〜630円上がります(既存契約者も対象)。結果としてTHE WiFi 100GB(3,828円)との月額差は1,400〜1,700円程度まで広がります。詳しくはWiMAX +5G・楽天モバイルとの比較で解説します。
目次
THE WiFiの料金プラン【2026年最新】
| プラン | 月額(税込) | 内容 |
|---|---|---|
| THE WiFi 100GB | 3,828円 | 月100GBの定額プラン |
| THE WiFi FiT | 1,298円〜3,960円 | 1〜100GBの従量制(使った分だけ) |
※ポイント還元・月額割引のキャンペーンは時期で変動。申込み前に公式サイトで要確認。
FiTプランの段階別料金
FiTは使ったデータ量に応じて月額が自動で決まる従量制プランです。段階は5区分で、使わなかった月は自動的に最安の1,298円まで下がります。
| その月に使ったデータ量 | 月額(税込) |
|---|---|
| 〜1GB | 1,298円 |
| 〜5GB | 1,628円 |
| 〜20GB | 2,068円 |
| 〜40GB | 2,596円 |
| 〜100GB | 3,960円 |
注意したいのは、100GBまで使う月が続くならFiT(3,960円)より100GB定額プラン(3,828円)のほうが安いという点です。FiTが有利なのは「月によって使う量が大きく変わる人」で、毎月しっかり使う人は定額プランを選ぶほうが合理的です。なお、いずれのプランも別途ユニバーサルサービス料と電話リレーサービス料がかかります。
THE WiFiの5つの特徴(2026年版)
- クラウドSIMで3キャリア対応:その場で最適な回線を自動選択。地下やビル内でも粘り強い
- 工事不要・届いたその日に使える
- 従量制FiTプランで無駄がない:使わない月は1,298円まで自動で下がる
- 海外でもそのまま使える:クラウドSIMの強みで、海外117カ国で追加端末なしに利用可能
- 5G時代でも「100GBで十分」な人に最適:大容量無制限が不要ならWiMAXより安く済む
クラウドSIMとは?物理SIMとの違い
クラウドSIMは物理SIMを挿さず、クラウド上のサーバーが回線情報をその都度端末に配信する方式です。エリアや混雑状況に応じて3キャリアを自動で切り替えます。
| 項目 | クラウドSIM(THE WiFiなど) | 物理SIM(格安SIMなど) |
|---|---|---|
| 対応キャリア | 3キャリアを自動切替 | 契約した1社のみ |
| 圏外になりにくさ | 他社回線に切替可能 | 1社が圏外だと通信不可 |
| 完全無制限プラン | 提供しにくい傾向 | 一部で提供あり |
THE WiFiは5Gに対応しているのか
本サイトの読者から見て最も気になる点を先に書くと、THE WiFiは5Gに対応していません。提供端末は「NA01」の1機種で、公式サイトの端末仕様にも5G対応の記載はありません。
| 項目 | NA01の仕様 |
|---|---|
| 通信規格 | 4G LTE(5G非対応) |
| チップセット | Qualcomm QM215 |
| Wi-Fi規格 | IEEE 802.11b/g/n(2.4GHz帯のみ・Wi-Fi 4相当) |
| バッテリー | 3,500mAh/連続通信 約12時間 |
| 同時接続 | クラウドSIMでドコモ・au・ソフトバンクの3回線に対応 |
これは欠陥ではなく、クラウドSIM方式の構造上の制約です。クラウドSIMは複数キャリアの回線を状況に応じて切り替える仕組みのため、各社の5G網すべてに対応させるにはコストも消費電力も大きく跳ね上がります。「どこでもつながる」ことを優先した結果、速度の上限は4G LTE相当にとどまるという設計思想です。
選ぶ前に確認したいこと
4K動画の視聴や大容量ファイルのやり取りなど速度そのものを求めるならTHE WiFiは選択肢に入りません。5Gの速度が必要なら5G対応のWiMAX +5Gやホームルーター、あるいはスマートフォンのテザリングを検討してください。逆に、Web閲覧・SNS・標準画質の動画・ビデオ会議といった用途であれば4G LTEで十分実用的で、THE WiFiの「つながりやすさ」と「海外でもそのまま使える」利点のほうが効いてきます。
Wi-Fi規格が802.11b/g/nである点も見落とされがちです。5GHz帯に対応していないため、集合住宅など2.4GHz帯が混雑しやすい環境では、端末と手元のスマートフォン・PCとの間の無線区間がボトルネックになることがあります。回線側ではなくWi-Fi側で遅く感じるケースがあるという点は、契約前に知っておくと納得しやすい部分です。
出典:THE WiFi 公式サイト「端末について」(thewifi.co.jp)2026年8月確認
他のクラウドSIM型ポケットWiFiとの比較
THE WiFi以外にもクラウドSIM型ポケット型WiFiは複数あります。月額の目安は以下の通りです。
| サービス | 月額(税込)の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| クラウドWiFi | 1,738円〜 | 複数プランから選択可能、1日あたりの通信量制限なし |
| にゃんこWiFi | 2,200円〜2,700円 | 6ヶ月契約・縛りなしの2タイプ、20GB/100GBのプランを用意 |
| THE WiFi 100GB | 3,828円 | 3キャリア自動切替、海外利用にも対応 |
- 料金だけならクラウドWiFi・にゃんこWiFiが割安な場合も
- THE WiFiの強みは3キャリア自動切替と海外117カ国対応
- 契約期間・違約金・実測速度は公式サイトで最終確認を
WiMAX +5G・楽天モバイルとの比較
| サービス | 月額の目安(2026年9月) | 10月1日以降 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| THE WiFi 100GB | 3,828円 | 改定の告知なし | 月100GB以内・3キャリアの安心感が欲しい人 |
| WiMAX +5G | 4,800〜5,000円台 | 5,258〜5,566円へ値上げ | 実質無制限で速度も欲しい人 |
| 楽天モバイル(テザリング) | 3,278円 | 料金は据え置き(※エリアに注意) | スマホと回線を1本化したい人 |
2026年10月、WiMAXとの価格差が1.5倍近くまで広がる
WiMAXの主要プロバイダは、2026年10月1日に足並みをそろえて月額を改定します。理由は各社ほぼ共通で「物価高騰と回線調達コストの上昇」です。新規だけでなく既存契約者も対象である点が、通常のキャンペーン終了とは異なります。
| プロバイダ | 改定額 | 改定後の月額目安(税込) | 契約解除料が無料になる期間 |
|---|---|---|---|
| BIGLOBE WiMAX +5G | +330円 | 4,928円 → 5,258円 | 2026年9月1日〜9月30日 |
| GMOとくとくBB WiMAX | +605円 | 4,961円 → 5,566円 | 2026年8月21日〜9月20日 |
| Broad WiMAX | +630円 | 4,785円 → 5,415円(2か月目以降) | 解除料無料の記載はなし。代わりに2026年7月30日までの申込者は12か月間 同額を割引で補填 |
| カシモWiMAX | +594円 | 4,818円 → 5,412円 | 2026年10月1日9:00〜10月13日21:00の解約手続き(10月分の月額も無料) |
値上げの影響を当面受けない人もいます
割引特典の適用中は、特典が終わるまで現行料金のままというプロバイダがあります。BIGLOBEは24か月間の月額値引き特典の適用中、GMOとくとくBBは月額390円キャンペーンの特典期間中(利用開始から6か月間)は、これまでどおりの特典価格が続き、期間終了後に改定後の料金が適用されます。自分が特典適用中かどうかで、10月に請求額が変わるかが決まります。解約を検討する前に、まず契約中のプロバイダのマイページで特典の残り期間を確認してください。
出典:BIGLOBE「WiMAX +5G / WiMAX 2+ サービス 月額料金改定のお知らせ」、GMOとくとくBB お客さまサポート(2026年7月29日)ほか各社告知。カシモWiMAXの改定額と解約特例は公式マイページのお知らせで確認済みです(2026年9月6日確認)。
この結果、THE WiFi 100GB(3,828円)とWiMAXの差は月1,400〜1,700円ほどに広がります。年間では2万円前後の差です。
それでも「安いほうを選べばよい」とは限らない
価格差が開いたからといって、全員がTHE WiFiに向くわけではありません。両者は速度と容量の性格が違うサービスだからです。
| あなたの状況 | 10月以降の判断 |
|---|---|
| 月のデータ使用が100GBに収まっている | THE WiFiが有利。差額は純粋な節約になる |
| 月100GBを超える月がある/在宅勤務で常時接続 | WiMAXを継続。THE WiFiでは容量が足りない |
| 速度を重視し、Sub6エリアに住んでいる | WiMAXを継続。クラウドSIMは速度でSub6に及ばない |
| WiMAX契約中で、そもそも使用量が少なかった | 見直しの好機。ただし解除料が無料になる期間はプロバイダごとに違う(GMOとくとくBBは9月20日・BIGLOBEは9月30日まで、カシモWiMAXは10月1日〜13日) |
とくに4行目に当てはまる場合、判断を10月に持ち越すと契約解除料の負担が発生しうる点だけは押さえておきたいところです。BIGLOBEは9月30日まで、GMOとくとくBBは9月20日までを解除料無料の期間として告知しています。一方カシモWiMAXは10月1日9:00〜10月13日21:00と、改定後に窓が来る形なので、契約先によって「急ぐべき月」が違う点に注意してください。逆に言えば、使用量が多くWiMAXを続けるつもりなら、慌てて動く理由はありません。
楽天モバイルと比べる場合の注意点(2026年9月時点)
楽天モバイルのテザリングは月3,278円で容量無制限、料金面では最安です。ただし2026年9月時点では、エリア面で不確定要素があります。KDDIが楽天モバイルへ提供してきたローミング(パートナー回線)の契約期間が2026年9月30日で満了するためです。
KDDIの公開情報でも提供期間は「2019年10月1日から2026年9月30日まで」と記載され、延長は「両社協議の上決定」とされています。10月以降も地方・山間部の一部では継続する方向で協議が続いていると両社が説明していますが、繁華街や住宅地のローミングは終了する見込みです。据え置きの自宅回線として使う場合、設置場所が楽天回線のエリアに入っているかを事前に確認しておくことが、以前より重要になっています。
THE WiFiが向いている人・向いていない人
- 向いている人:月100GB以内の利用に収まる/3キャリア自動切替の安心感を重視する/出張や旅行で海外でもそのまま使いたい
- 向いていない人:とにかく月額を安く抑えたい(クラウドWiFiなど他社の方が安いケースがある)/完全無制限で大容量通信をしたい(WiMAX +5Gなどの方が向く)
申し込み前に押さえておきたい契約条件
料金表だけを見て決めると見落としやすいのが、端末代金の扱いです。THE WiFiの端末はレンタルではなく割賦(分割払い)での購入で、キャンペーンにより「端末代金実質0円」として提供されています。「実質0円」は月額から相当額が割り引かれる仕組みなので、割引期間の途中で解約すると、残りの端末代金が請求されます。
「解約金なし」でも短期解約は割高になりうる
公式サイトには「最低利用期間の設定はございませんので、いつ解約いただいても解約事務手数料は発生いたしません」と明記されています。ただし同時に、36ヶ月以内の解約では割賦残債が継続して請求されるとされています。つまり違約金という名目の請求はないものの、端末代の未払い分は残るということです。1〜2年での乗り換えを想定しているなら、この残債分を含めた総額で他社と比較してください。
| 項目 | 内容(2026年8月時点・公式サイト記載) |
|---|---|
| 最低利用期間 | 設定なし |
| 解約事務手数料 | 発生しない |
| 端末の扱い | 割賦購入(キャンペーンで実質0円) |
| 36ヶ月以内の解約 | 割賦残債の請求が継続 |
| 発送 | 最短即日発送・送料0円 |
| 海外利用 | 117カ国に対応 |
キャンペーン内容は時期によって変わります。申し込み時点の条件は必ず公式サイトで確認してください。
よくある質問
Q. THE WiFiは2026年も申し込めますか?
2026年8月時点で申込み可能です。プランは「100GB」「FiT」の2種類。キャンペーン内容は時期で変わるため、公式サイトで最新情報を確認してください。
Q. 契約期間の縛りや解約金はありますか?
公式サイトによれば、最低利用期間の設定はなく、いつ解約しても解約事務手数料は発生しません。ただし端末は割賦(分割払い)での購入扱いになっており、36ヶ月以内に解約すると割賦の残債は引き続き請求されます。「解約金ゼロ」と「負担ゼロ」は別物なので、短期での解約を考えている場合は残債の有無を必ず確認してください。
Q. 速度はどれくらい出ますか?
速度は設置場所・時間帯・混雑状況で変動します。同時接続台数が多い場合や混雑時間帯は速度が落ちやすい点に留意してください。
Q. WiMAX +5Gや楽天モバイルとどちらがいいですか?
月100GB前後ならTHE WiFi、大容量無制限ならWiMAX +5G、スマホと回線を1本化したいなら楽天モバイルのテザリングが候補です。
まとめ
- THE WiFiは2026年8月時点でも「100GB」「FiT」の2プランで提供が続いている
- 3キャリア自動切替と海外117カ国対応が最大の強み
- 月額を最優先するならクラウドWiFiやにゃんこWiFiなど他社の方が安いケースもある
- 端末は割賦購入で「実質0円」。解約金はないが、36ヶ月以内の解約では端末の割賦残債が残る
- 大容量無制限が必要ならWiMAX +5G、回線を1本化したいなら楽天モバイルも検討候補になる
BIGLOBE WiMAX +5G
速度を優先するなら WiMAX +5G という選択肢
クラウドSIMは場所を選ばない強みがありますが、月100GB前後の上限があります。速度と実質無制限を求めるなら WiMAX +5G が有力です。
※本記事は2020年公開の記事を、2026年9月4日にTHE WiFi公式サイトの料金を再確認して更新したものです(100GBプラン3,828円/FiT 1,298円〜3,960円は据え置きを確認)。あわせてWiMAX各社の2026年10月1日値上げと、KDDI・楽天モバイル間のローミング契約満了(9月30日)を追記しています。