mobile

【2026年8月最新】motorola razr fold徹底解説|横開きフォルダブル初参入、6,000mAhバッテリーとおサイフケータイ対応で299,800円

モトローラは2026年8月4日、同社初の横開き(本を開くように開く)フォルダブル「motorola razr fold」を日本で発売した。価格は299,800円(税込)。おサイフケータイ対応、フォルダブル最大級の6,000mAhバッテリーが特徴で、モトローラ公式「MOTO STORE」のほかAmazon.co.jp、MVNOのIIJmioで取り扱う。発売から約1か月、詳細スペックと実売価格が見えてきたため、本記事では5Gの対応状況(ミリ波は使えるか)Galaxy Z Fold8との比較を軸に整理する。

結論:motorola razr foldはここが特徴

項目 motorola razr foldの特徴
発売日 2026年8月4日(火)
価格 299,800円(税込・256GBの単一構成)
形状 モトローラ初の横開きフォルダブル(本を開くように縦長画面を横に開く方式)
メインディスプレイ 約8.1インチ有機EL・約2K・最大120Hz、ピーク輝度約6,200nit
サブディスプレイ(外側) 約6.6インチ有機EL・2,520×1,080・最大165Hz、Gorilla Glass Ceramic採用
チップ Snapdragon 8 Gen 5(RAM 12GB/ストレージ256GB)
バッテリー 6,000mAh(80W有線充電・15Wワイヤレス充電)
5G Sub6帯まで対応。公表バンドにミリ波(n257等)の記載なし
重量・厚み 約243g/開いた状態 約4.55mm・閉じた状態 約9.89mm
対応機能 おサイフケータイ(FeliCa)、eSIM、専用スタイラス「moto pen ultra」
カラー PANTONE Blackened Blue(生地調)/PANTONE Lily White(レザー調)
購入先 MOTO STORE、家電量販店、Amazon.co.jp、IIJmio

5Gの対応状況:Sub6までで、ミリ波の記載はない

公開されている対応バンドはn1〜n78などSub6帯までで、ミリ波(n257・n258など28GHz帯)の記載はない。駅やスタジアムのミリ波スポットで数Gbpsを狙う使い方はできず、「Sub6+4G転用エリア」で使う端末という位置づけになる。ただし日本のミリ波はスポット展開にとどまり、5G人口カバー率98.6%(2025年度末・総務省)の大半は4G転用エリアとSub6が支えている。日本版iPhoneも6年間ミリ波非対応で販売されてきた経緯があり、ミリ波非対応はハイエンド機でも珍しくない

周波数帯 razr foldの対応 実際の使われ方
4G転用5G(n28/n77など低中域) 対応 カバー率98.6%の大半を占める。速度は4G並み
Sub6(3.7GHz/4.5GHz帯) 対応 「速い5G」の本命。展開率75.5%(2024年度末)
ミリ波(28GHz帯・n257等) 公表バンドに記載なし 主要駅・スタジアム等のスポット中心

大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル)の取り扱いは本稿執筆時点で確認できていない。SIMフリー端末をキャリア回線で使う場合、各社の動作確認端末リストに載っていないケースがある点は事前に確認しておきたい。

実売価格:IIJmioのMNP割引で10万円下がった

299,800円という定価はGalaxy Z Fold8 Ultra(296,780円)を上回る国内最高価格帯だが、発売時にIIJmioが実施した施策で実際の入手価格には大きな幅があった。

同じ端末でも入手価格は10万円違った(税込) MOTO STORE等の定価と、IIJmioがMNP契約者向けに実施した価格の比較 MOTO STORE・Amazon 299,800円 IIJmio(MNP適用) 199,800円 0円 ※IIJmioは他社からのMNP+ギガプラン音声SIM/eSIMの同時契約が条件。12,000円相当の純正スタイラス 「moto pen ultra」が付くセット構成だった。特設ページは受付終了の表示に変わっており、再開・在庫は要確認。

条件は「他社からのMNP」かつ「ギガプランの音声SIM/eSIMを同時契約」、1人1台まで、過去12か月以内に音声SIM契約時の端末特価を適用していないこと。キャンペーン期間は11月4日までとされているが、特設ページには受付終了の表示が出ているため、購入検討時は現在の受付状況と在庫を公式で確認してほしい。

また、2026年8月4日〜11月1日にモトローラ国内正規販売店で新品購入した人は、購入日から12か月以内の落下等ディスプレイ破損を1回無償修理できる(外側・内側いずれか一方が対象、中古・転売品は対象外)。30万円級のフォルダブル機で最も怖い画面破損への実質的な保険となる。

Galaxy Z Fold8との比較:バッテリーで勝ち、軽さで負ける

国内の実質的な比較対象は2026年8月7日発売のGalaxy Z Fold8シリーズ(razr foldはその3日前の発売)。

項目 motorola razr fold Galaxy Z Fold8 Ultra Galaxy Z Fold8
価格(税込・256GB) 299,800円 296,780円 269,880円
開いた画面 約8.1インチ 約8.0インチ 約7.6インチ
バッテリー 6,000mAh 5,000mAh 4,800mAh
重量 約243g 約215g 約201g
厚み(開/閉) 約4.55/9.89mm 約4.1/8.9mm 約4.5/9.7mm
チップ Snapdragon 8 Gen 5 Snapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxy
防水・防塵 IP48/IP49 IPX8/IP4X
キャリア取扱 確認できず(SIMフリー中心) ドコモ・au・ソフトバンク等で取扱あり

razr foldは電池と画面サイズに全振りし、重さを引き受けた設計。6,000mAhは横開きフォルダブルとして突出し、Z Fold8比で1,200mAh多い。一方243gはZ Fold8より42g重く、片手保持を続けると体感できる差になる。

バッテリー容量:横開きフォルダブル3機種 フォルダブルは構造上バッテリーを積みにくい。razr foldはそこに振った razr fold 6,000mAh Z Fold8 Ultra 5,000mAh Z Fold8 4,800mAh ※ただし重量はrazr fold 約243g > Z Fold8 Ultra 約215g > Z Fold8 約201g。電池の代償は重さで払っている。

横開きフォルダブル機としての狙い

国内で流通する横開き(本を開くタイプ)フォルダブルはGalaxy Z Foldシリーズなど一部機種に限られていた。縦折り「razr」で知られるモトローラが横開きの大画面市場に初めて投入する機種という位置づけだ。

  • 大画面と携帯性:閉じれば通常のスマホと同程度、開くと約8.1インチのタブレット的な画面になる
  • ディスプレイ品質:メイン画面はピーク輝度約6,200nitで屋外視認性を確保。外側サブ画面も最大165Hzの高リフレッシュレート
  • 耐久面:外側画面にCorning Gorilla Glass Ceramic採用。防水防塵IP48/IP49で、2mからコンクリートへの落下試験もクリアとされる
  • スタイラス:専用「moto pen ultra」で8.1インチの大画面を手書きメモ・資料書き込みに使える

バッテリーとおサイフケータイ:日本のユーザーを意識した仕様

フォルダブル機は構造上バッテリー容量の確保が難しいとされるが、motorola razr foldは6,000mAhを搭載。海外モデルでは非対応も多いおサイフケータイ(FeliCa)に対応する点も日本向けローカライズの要点だ。充電は有線最大80W・ワイヤレス最大15Wに対応し、この容量を短時間で戻せる。ただし対応充電器の同梱有無は購入チャネルにより異なる場合があるため、購入時に確認したい。

購入前に確認したい4つの注意点

確認点 内容
ストレージが256GBのみ 上位構成なし、microSDにも非対応。動画や資料を扱うならクラウド併用が前提
重量243g 一般的なハイエンド板状スマホより40〜50g重い。実機で確認したい
キャリアの取扱がない 端末購入プログラム(返却で残債免除)が使えず、299,800円を実質全額負担しやすい
OSアップデートの年数 Android 16をプリインストールするが、提供年数はグローバル発表と国内案内で説明が分かれる。購入前に公式サポートの最新記載を確認したい

とくに3点目は総額に効く。Galaxy Z Fold8はキャリアの返却プログラムで月あたり負担を大きく下げられるが、razr foldは定価で買って長く使う前提。逆に返却せず7年使い切るなら、単純な総額はSIMフリー一括の方が安くなる。

価格帯・カラーと購入チャネル

項目 内容
本体価格 299,800円(税込・単一構成)
予約開始 2026年7月15日から
カラー PANTONE Blackened Blue/PANTONE Lily White の2色
主な販売チャネル MOTO STORE(モトローラ公式)、家電量販店、Amazon.co.jp、IIJmio
購入特典 2026年8月4日〜11月1日の新品購入で、購入日から12か月以内のディスプレイ破損を1回無償修理(正規販売店対象・中古/転売品は除く)

IIJmioで購入する場合は、別途SIMや音声・データプランの契約が必要になる。

よくある質問

Q. motorola razr foldはミリ波(28GHz帯)に対応している?
A. 公表バンドはn1〜n78などSub6帯までで、ミリ波の記載はない。日本のミリ波は駅・スタジアム中心のスポット展開のため、日常利用への影響は限定的。

Q. どこで買える?
A. MOTO STORE、家電量販店、Amazon.co.jp、IIJmioで購入可能。大手キャリアでの取り扱いは本稿執筆時点で未確認。

Q. 299,800円より安く買う方法は?
A. 発売時にIIJmioが他社からのMNP契約者向けに199,800円で提供していた。特設ページは受付終了の表示に変わっているため、現在の受付状況は公式で確認を。

Q. Galaxy Z Foldシリーズとの違いは?
A. razr foldは6,000mAhの大容量バッテリーと約8.1インチの大画面が強みでZ Fold8(4,800mAh・約7.6インチ)を上回る。一方で重量は約243gとZ Fold8の約201gより重く、キャリアの返却プログラムが使えない分、購入総額の組み立て方も変わる。

Q. おサイフケータイは使える?
A. 対応している。海外向けフォルダブル機では非対応のケースもあるため、日本市場向けの仕様上のポイントとなる。

Q. 画面が割れたら高額になる?
A. 2026年8月4日〜11月1日に正規販売店で新品購入した場合、購入日から12か月以内であれば落下等によるディスプレイ破損を1回無償で修理できる。外側・内側のどちらか一方が対象。

まとめ

  • motorola razr foldは横開きフォルダブル市場へのモトローラ初参入機。299,800円(税込・256GB)で2026年8月4日発売
  • 5GはSub6帯までの対応で、公表バンドにミリ波の記載はない。日本のミリ波はスポット展開のため実用上の影響は限定的
  • 6,000mAhはGalaxy Z Fold8(4,800mAh)を大きく上回る一方、243gという重量と引き換えになっている
  • キャリア取扱がなく返却プログラムを使えないため、定価で買って長く使う前提の端末。IIJmioのMNP価格199,800円は受付終了表示となっており要確認
  • 8月4日〜11月1日の新品購入者には、12か月以内のディスプレイ破損1回無償修理の特典がある

出典

  • レノボ・ジャパン合同会社「『motorola razr fold』、2026年8月4日(火)発売」(2026年7月15日発表)https://www.lenovo.com/jp/ja/news/article/d4a146171126e071.html
  • モトローラ「motorola razr fold ディスプレイ修理サービス」https://moto-bu.motorola.co.jp/products/razrfold/display-support.html
  • IIJmio「motorola razr fold 特設サイト」https://pr.iijmio.jp/campaign/device/motorola_special202607.html
  • ITmedia Mobile「モトローラ初の横折りフォルダブルスマホ『razr fold』が日本上陸 おサイフケータイ対応で29万9800円」(2026年7月15日)https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2607/15/news046.html
  • ケータイWatch「モトローラ、初の横折りフォルダブル端末『motorola razr fold』 8月発売」https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/2124797.html
  • 総務省「5Gの整備状況(令和7年度末)の公表」(2026年7月27日)https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban14_02000796.html
  • Samsung Japan 公式(Galaxy Z Fold8シリーズ)https://www.samsung.com/jp/smartphones/galaxy-z-fold8/

※本記事は発売発表時の情報に、発売後に判明した詳細スペック・5G対応バンド・実売価格・購入特典を加え、2026年8月時点の最新情報に更新したものです。